貯金は本当に必要か

不安を貯金で解消?

多くの人が貯金の必要性を感じていると思います。

金融資産の保有額や保有目的について、政府が「家計の金融行動に関する世論調査(平成26年6月20日~ 7月2日」の中で調査をしています。
金融資産とは株式なども含むので厳密には貯金とは異なりますが、アンケートの趣旨としてはほぼ同じだと思います。
まず、2014年における金融資産の額を紹介します。

独身世帯の金融資産

2人以上世帯の金融資産

★独身世帯
平均値…774万円
中央値…75万円

★2人以上世帯
平均値…1,182万円
中央値…400万円

平均値は少数のお金持ちによって引っ張られるので、中央値の方が実態に近いと思います。

独身世帯の平均値と中央値の乖離が激しいですが、38.9%は金融資産を保有していないので、こういう結果も当然です。
独身世帯の人は約4割が貯金がなく、その日暮らしであるという事実はなかなかインパクトがあります。


金融資産の保有目的
★2人以上世帯
老後の生活資金…67.8%
病気や不時の災害への備え…64.0%
こどもの教育資金…30.2%
とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心…21.1%
耐久消費財の購入資金…13.8%

★独身世帯
老後の生活資金…50.9%
病気や不時の災害への備え…46.6%
とくに目的はないが、金融資産を保有していれば安心…32.3%
旅行、レジャーの資金…23.9%
耐久消費財の購入資金…10.6%

※3つまで回答
出典:家計の金融行動に関する世論調査(http://www.shiruporuto.jp/finance/chosa/ )

調査の結果、独身・2人以上世帯どちらも「老後の生活資金」が1位となりました。

老後の生活資金と言っても、何歳まで生きるのか、どのような老後を送りたいのか、などが決まらないとどれぐらいのお金が必要なのか分かりません。

マイホームを購入するための資金であれば、いくら必要なのか明確ですし、貯金の期限を決めれば月々どれぐらい貯金をすればよいのか分かります。

しかし、老後の生活資金に関しては、具体的な目標額はなくて、なんとなく老後が不安だから貯金しておこう、というぐらいの貯金の仕方になるはずです。


2位は「病気や不時の災害への備え」です。

これも、いつ訪れるか分からない不幸のための備えで、具体的な金額は分かりません。

老後に対する貯金と同じく、何となく不安だから貯金しておこう、というぐらいの動機だと思われます。


この調査結果を見ると将来に対する不安が多くの人を貯金に駆り立てていると考えてもよさそうです。

目標額がはっきりしない貯金であれば、いくら貯めても不安は残ると思います。

それって、貯金の意味があるのでしょうか。

個人的意見ですが、絶対に貯金は必要なものではないと思います。

老後に関しても、お金がなくても子供がいれば助けてくれますし、いなければ生活保護もあります。

病気や災害に関しても、様々な社会福祉がありますし、まだ日本には助け合いの精神も残っているので、過度に恐れる必要はありません。

完全ではないものの、日本はそれなりに安心して暮らせる国であると感じていますし、何となく不安だから貯金するのであれば、もっと有効なお金の使い道があるような気がします。

例えば、独身であれば自分に対する投資として留学するとか、子供がいれば子供に様々な経験をさせてあげる事のほうが、漠然と貯金するより有意義であると思います。

貯金が悪いわけではありませんが、今何が最も大切なのかを考えて、お金の使い道を決めたいですね。

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